2050年のカーボンニュートラル実現に向け、政府だけでなく自治体や企業にも、トランジションを明確にしたロードマップの策定が求められています。金融機関や投資家を含む多様なステークホルダーとの協創が進む今、どのようにロードマップを描けばいいのでしょうか。2021年11月に開催されたCOP26を通して見えた新たなトランジションへの課題、カーボンニュートラルに向けた金融の役割、これからのロードマップに必要なステークホルダーとのニュートラルなパートナーシップのあり方についてなど、多くの示唆に富む内容となりました。
対談のお相手は、日立製作所 研究開発グループ 技師長 鈴木朋子、ナビゲーターは、研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ 主管デザイン長の丸山幸伸です。
※日立製作所メンバーの組織名・役職名はウェビナー開催時のものです
プログラム1「トランジション実現に向けた課題と金融の役割」
プログラム2「Cyber-Proof of Conceptを活用したロードマップ策定支援」「政策提言のためのAI技術」
プログラム3「ロードマップ、どう描く?」
――次回は、研究開発グループ 東京社会イノベーション協創センタ 主任研究員の森本由起子がCyber-Proof of Conceptを活用したロードマップ策定支援について、また、先端AIイノベーションセンタ 主任研究員の福田 幸二が、政策立案から発信まで、意思決定を支援し、誰もが政策提言に参加できるようになることを目的としたAI技術(政策提言を支援するAI)についてお伝えします。
※このプログラムは、下記「Executive Foresight Online」からテキストでもお読みいただけます。
吉高 まり
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
プリンシパル・サスティナビリティ・ストラテジスト
米国ミシガン大学環境・サステナビリティ大学院 科学修士。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科非常勤講師。博士(学術)。IT企業、米投資銀行、世界銀行グループ国際金融公社(IFC)環境技術部などを経て、2000年、三菱UFJモルガン・スタンレー証券に入社。クリーン・エネルギー・ファイナンス部を立ち上げる。気候変動分野を中心とした環境金融コンサルティング業務に長年従事し、政府、機関投資家、事業会社などに向けて気候変動、SDGsビジネスやESG投資の領域についてアドバイスなどを提供。2020年に三菱UFJリサーチ&コンサルティングに入社し現在に至る。三菱UFJ銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券を兼務。
鈴木 朋子
研究開発グループ技師長(Corporate Chief Researcher)
1992年日立研究所入社。入社以来、水素製造システム、廃棄物発電システム、バラスト水浄化システム等、一貫して脱炭素・高度循環・自然共生社会の実現に向けたシステム開発に従事。2018年からは、顧客課題を起点とした協創型事業開発において事業拡大シナリオを描くビジネスエンジニアリング領域を立ち上げ、現在は、社会課題を起点とした研究開発戦略の策定と事業化を推進する環境プロジェクトをリードする。
丸山 幸伸
研究開発グループ 社会イノベーション協創統括本部
東京社会イノベーション協創センタ
主管デザイン長(Head of Design)
日立製作所に入社後、プロダクトデザインを担当。2006年にサービスデザイン、2010年にビジョンデザインを立ち上げ、2016年に英国デザインラボ長。帰国後はロボット・AIサービス、ライフサービス事業分野のストラテジックデザインをリード。デザイン方法論開発、人材教育にも従事。2020年より、現職。立教大学大学院ビジネスデザイン研究科客員教授。
プログラム1「トランジション実現に向けた課題と金融の役割」
プログラム2「Cyber-Proof of Conceptを活用したロードマップ策定支援」「政策提言のためのAI技術」
プログラム3「ロードマップ、どう描く?」