關 舞
研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部
デザインセンタ
UXデザイン部 デザイナー(Designer)
2010年入社。プロダクトデザイナーとして、主に掃除機や空気清浄機のデザイン開発業務に従事。学生時代はプロダクトデザイン専攻で家具作りに没頭していた。
小学生になった長女が一輪車や竹馬、ブレイブボードに興味を持ったため、さっそく買ってあげたという關さん。負けず嫌いな關さんのとった行動とは?
小学1年生になった長女が、放課後に一輪車や竹馬で遊ぶようになって。家でもやりたいというのでポチッと購入したんです。届いたあと、私も乗れるかな? と思って、娘のいない間にこっそり練習してみたら、子ども用なので小さいんですが、一輪車も竹馬もちゃんと乗れました。2、3日後にすごい筋肉痛が来て苦しみましたけど(笑)。それでも長女に負けたくないですし、「お母さんすごいでしょ!」ってドヤ顔で言いたいから頑張っています。教えるときは、褒めながらもけっこう厳しめに。
あと、最近街中で二輪のスケートボードであるブレイブボードに乗っている子どもの姿を見かけるようになって、内心乗ってみたいと思っていたんです。そんなときに長女が「ほしい」と言ってきてくれたので、「よしきた!」と。すぐに購入しました。今、まさに練習し始めたところです。
それから、4歳の次女はスポーツ教育が盛んな保育園に通っていて、先生から教えてもらった側転や三点倒立などを家で披露してくれるんです。それを見ていると、やっぱり自分でもやりたくなって。「私だって」と、こっそり夜に練習しています。あるとき、側転と逆立ちを頑張って練習していたら、翌日顔にシミができていたんですよ。心配になってすぐにインターネットで調べたら、逆立ちによるうっ血でした。
子どもはどれだけやっても平気ですけど、大人が無理に頑張るとガタがくるんだなと身に沁みてわかりました。
關さんの趣味はパンや肉まんを作ること。ただ、一度作り始めるとつい極めたくなってしまい、家族が「もういいんじゃないか」という雰囲気になることもあるそうです。
小麦粉をこねてパンなどを作るのが趣味なんですが、育児休業中は特に修行のごとく励んでいました。ときにはどうしても肉まんを極めたくなって3、4日間にわたって作り続けるほど。満足できるまでやり続けたくなってしまうんですよ。
最近は、子どものために何か作ってあげようと思い、一番下の子が大好きなアンパンマンのパンに挑戦しました。でも、パン生地の発酵時間が間違っていたのか、少し膨らみすぎてしまったんです。しかも、外側に向かって広がるように、ほっぺたや目が離れて膨らんだので顔がすごく怖くなって。アンパンマンというより、ホラー映画『SAW』のジグソウそっくりになってしまったんです。それでも子どもは「アンパンマンだ!」と喜んでくれて、すごく嬉しかったです。
ただ、やっぱり個人的に満足できなくて、その日から3日間くらいは作り続けました。夫も2日目までは「昨日より良くできているよ」と言ってくれるんですが、3、4日目になると「もうやめてくれないか」という雰囲気になりますね(笑)。完成形への譲れないこだわりをわかってもらうのはなかなか難しいです。
編集後記
育児休暇から復職されて、久しぶりにお会いできた關さん。気さくに今の暮らしを話してくれました。インタビューでは、子どもに対する負けず嫌い精神や、パン作りに表れるデザイナー魂など、意外なくらいの“ど根性キャラ”が見え隠れしていますね。
コメントピックアップ
パンづくりのお話に共感しました。工業デザイナーのこだわりが、異業種の人にはなかなか伝わらないのかもしれませんね……。
一輪車もブレイブボードも、自分が使ってみたうえでお子さんに教えるという姿勢が素晴らしいと思います! 負けず嫌いなだけではなく、プロダクト自体への興味関心が強いのだと感じました。
家の中で側転の練習とは、そんなアクロバティックなキャラでしたっけ?(笑) くれぐれも怪我をしないように気をつけてくださいね!