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日常の生活や出来事から得られる、いま、この時代でしか得られない感覚や発想。それら「社会を切り取る視点」を、研究開発グループのメンバーのインタビューから見つけるコンテンツ、Nowism(ナウイズム)。今回登場するのは、社内外の協創活動に用いる手法やツールのデザインを担当している早矢仕裕さん。最近はオンライン学習サービスで興味のある講座を受講し、スキルアップにつなげているそうです。(2020年11月収録)
画像1: チューバへの愛情と、コロナ禍に向き合ったブラスバンドの苦悩
|Nowism 社会を切り取る視点の蓄積

早矢仕 裕
研究開発グループ デジタルサービス研究統括本部
デザインセンタ
ストラテジックデザイン部 主任研究員(Chief Researcher)

2012年入社。ソーシャルメディアデータの分析研究に携わったのち、現在は新サービスの協創活動推進および協創活動における手法・ツールの開発普及に従事する。

趣味として、ブラスバンドの中で低音域を担う巨大な金管楽器・チューバをやっているという早矢仕さん。チューバ専門店で2台目を購入したそうです。

ブラスバンドに所属して、チューバを担当しています。自分の楽器も持っていて、2019年には専門店で2台目のチューバを購入しました。2台目というと驚かれるかもしれませんが、同じチューバでも大きさが違って、4音から5音くらい音程が変わるのでシーンによって使い分けています。ただ、2台同時にはあまり使わないので、人に貸すこともあります。

そもそも、チューバを演奏しているというと珍しいと思われがちなのですが、一度始めるとハマって長く続けている人が多いので、意外とマイ・チューバを持っている人は多いんじゃないでしょうか。だから、楽団やブラスバンドでメンバーを募集しているとき、チューバ担当の枠が空いていることは意外と少ないんです。でも、たとえば結婚式の余興として演奏したいとか、正式な楽団ではない場合には「チューバがいないから来てほしい」と言われることが多いですね。そういうときは、マイ・チューバを持って行って披露宴で演奏することもあります。

画像: 早矢仕さんが愛用するYAMAHA社製のチューバ

早矢仕さんが愛用するYAMAHA社製のチューバ

ブラスバンドでの活動を続ける中で訪れたコロナ禍。感染対策に気を配りながら行った練習の苦労を振り返ってくれました。

チューバは独奏することが少ない楽器ということもあって、主にブラスバンドで演奏しているのですが、コロナ禍での練習はとても大変でした。

2020年は、そもそも練習に行くということ自体がためらわれる状況もありましたね。状況が少し落ち着いてきてからは、練習場やホールも定員を半分にしたり、十分に間隔を取ったりと感染対策を講じたうえで開放していました。私が所属するブラスバンドにはメンバーが30人くらいいるのですが、全員が集まれる場所を探すのはなかなかに難しかったです。定員が半分に減らされている状態で30人が練習するとなると、本来の定員が60人の部屋を借りなければいけないんですよね。ただ、そのような部屋が空いていない場合もあり、前半は半分のパートだけ集まって、残りのパートは後半に来て交代で部屋を使うなど、工夫して練習していました。

やっぱり楽器演奏を趣味としている人たちにとって、コロナの影響は大きかったですね。学生の吹奏楽コンクールなども中止になって、辛い思いをした人が多かったはず。これからは思いっきり練習したり、人前で演奏したりできるようになっていけばいいなと思います。

編集後記

チューバは、低音を支えるいわば裏方の楽器。高価なうえに買うのも躊躇するサイズなのに、バンドになくてはならないからこそ、バックアップの2台目も自前で準備して、人に貸してでも楽器のコンディションを常に整えておく。そこに、早矢仕さんご自身の生きざまを感じました。

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画像2: チューバへの愛情と、コロナ禍に向き合ったブラスバンドの苦悩
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僕はトロンボーンをかれこれ20年くらいやっています。修士課程での研究でも、身体性認知科学を活用した管楽器奏者のラーニングシステムをデザインしていました。

画像3: チューバへの愛情と、コロナ禍に向き合ったブラスバンドの苦悩
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私も中学生のときはチューバをやっていました。そして、高校から現在進行形でトランペットをやっています! 吹奏楽は辞めてしまいましたが、今はバンドで吹いています。コロナ禍でライブの本数が減ってしまい寂しかったです……。

画像4: チューバへの愛情と、コロナ禍に向き合ったブラスバンドの苦悩
|Nowism 社会を切り取る視点の蓄積

学生時代にチューバをやっていても、社会人になると小型のメロディー楽器に移行したくなるもの。リズム隊を貫いて、自前で2本も持っているのは筋金入りですね!

Nowism 社会を切り取る視点の蓄積

日常の生活や出来事をとおして、いま、この時代でしか得られない感覚や発想に迫る、研究開発グループのメンバーインタビュー

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