[Vol.2] 幸せに生きるための分人主義│平野啓一郎さんと考える、AI時代の「分人」と「ID」
小説家の平野啓一郎さんは、人格を一つに固定せず、対人関係ごとに人格を認める「分人主義」を提唱しています。ヨーロッパの近代化によって生まれた「個人」の概念は、個人に自由な自我を与える一方で、歴史的には国家など大きな権力に利用される側面もありました。私たちはアイデンティティの歴史から何を学ぶことができるのでしょうか。Vol.2では、平野さんが「分人主義」を構想するに至った経緯や、分人の概念が導く新たな人生モデルについてお届けします。